見積もりの見方

式場選び

結婚式を開く式場を決める前には、まずは見積もりをとって金額やプランの比較を行います。
お急ぎ婚の場合、式場を決めるための十分な時間があるとは限りませんから、まずは日付ありきで考えてそこから見積もりをしてくれる式場をいくつかピックアップしていくのがよい方法でしょう。
本来見積もりは数社からとり、その内容をみながらどこが一番希望にあったものであるかを考えてゆくものですが、まずは式そのものが可能かどうかという視点でできるだけたくさんの施設にあたってみるようにしてください。

ある意味、この式場選びという作業が一番忙しくて大変なものになるかもしれません。
通常の式の場合には、まず最初にざっくりとしたイメージをもとに見積もりを作成してもらい、その内容を個人的な事情にあわせつつ変更をして、再度見積もりをとってもらい、最終的に詰めをおこなって金額確定のための3度めの見積もりをします。
急いでいるときにはこの見積の打ち合わせを省略したくなるところですが、結婚式を一度開催するためには数百万円のお金が動くため、曖昧な部分を残して見切り発車をしてしまうと自分が考えていたよりもかなり高い請求金額が届いてしまったなんてことにもなりかねません。
面倒なようでも、しっかりと金額を確定をさせ、もしあとから変更があったときにはどういうふうに対応されるかということも把握しておくようにしましょう。

4つのポイント

なお、これまでの挙式経験者を対象にしたアンケートでは、当初の見積もり金額が最終的な見積もりまでに金額がアップしたという人が全体の約7割とかなりの割合となっているので、最初の金額はあくまでも参考程度にとどめておいた方がよいかもしれません。
最初に計算した金額があとからの請求金額とできるだけ違わないようにするためには、「ゲスト人数」「式全体のレベル・ランク」「オプションとなる項目」「その他漏れ項目」に変更がないようにしておくことがポイントとなります。

特に4番めの漏れ項目は、急ぎ準備をしているお急ぎ婚の人にはありがちなミスです。
当日になってヘアメイクをお願いするのを忘れており、急遽式場の人に呼んでもらったところ数万円もの追加料金となってしまったなんてこともあるかもしれません。
完全にミスをしないということは無理かもしれませんが、少なくとも数万円単位の金額がかかる項目については漏れがないようにしておきましょう。
また予算を安くするためパッケージとは別に個人で手配をすることにした除外項目部分については、きちんと発注漏れがないか確認をしておくようにしましょう。