言いづらい報告
家族や親族への報告
マタニティ婚(授かり婚)の場合、家族や縁者の方たちに結婚の報告と同時に妊娠の報告をすることになります。
ですが、結婚の報告だけならそれほど気を使うことはなくても、妊娠しているということとなると場合によってはかなり気を使った報告をしなくてはいけないこともあります。
ありがちなケースとして、結婚前に子供を授かったことをちょっと自虐的に「失敗してしまいまして」「油断しました」といった冗談で言ってしまうような場合です。
本人たちはそれで周囲に気を使ったつもりでも、そういった言い方をしてしまったがために相手方の気分を大きく損なわせてしまうこともあります。
妊娠は特に適齢期の女性にとってはかなりデリケートな問題になってくるので、あまり茶化したりするようなことをせず、できるだけ真面目な態度で伝えたりするようにしましょう。
子宝に恵まれない方への報告
言いづらい報告のケースとしては、親類や兄弟などで先に結婚した人がいる場合で、なかなか子宝に恵まれないという悩みを持っているようなときです。
家族などの前では深刻に思われないようにと「まだ欲しくないので」「時期来たらできるはず」といった言い方をしていることもあるでしょうが、そうした言葉を真に受けて冗談を交えて伝えたり、反対に本当に嬉しくて仕方がないかのような態度を見せたりすると、そこから大きな軋轢を生んでしまうことにもなります。
特に子供が欲しくて不妊治療を受けているような夫婦の場合、そのためにかなり大きな心理的負担を感じていることがほとんどです。
妊娠してしまっていることは紛れもない事実なわけですが、それを結婚の幸せとともに無防備に言い過ぎることはよしておきましょう。
正直に、客観的事実を伝える
そうした言いづらい人に対しての報告の場合には、できるだけ客観的に事実を伝えるようにするとともに、真面目な態度で自分の状況を伝えるようにしましょう。
もし本当に親しい友人や家族にそうした妊娠に関する悩みを持つ人がおり、以前からその悩みを聞いていたというときには、きちんとした話し合いや手紙などで自分の気持ちを丁寧に伝えるようにしていきましょう。
結婚が決まったときには正式に招待状を送る前に電話やメールなどで伝えて、式への出席が可能かどうかを打診することが多いでしょう。
そのときに気遣いが必要な相手にたいしてはできるだけ直接会うようにし、自分の気持ちを正直に伝えてできるだけ相手からも祝福を受けたいということを伝えてください。
結婚後の長い人間関係を考えていきましょう。