授かり婚のエステ事情

妊娠中でもブライダルエステは受けられる?

結婚式当日は、新婦なら一番自分が納得できるきれいな体でのぞみたいものですよね。
ですが授かり婚の場合には式までの日程が短めである上、ただでさえ健康管理が難しい身重の体で管理をしていかなくてはいけません。

通常ならば式用プランとして付属してくるブライダルエステも、妊婦の体に完全に適したものばかりではありません。
そこで、授かり婚で挙式をする場合にはどのようなエステ・美容方法があるかについて簡単にまとめてみることにします。

まず結論からいうと、妊婦であってもブライダルのためのエステを受けることは十分に可能です。
現在授かり婚による挙式はすべての式のうちの約1/4を占めているほどになっており、ニーズ的にはかなり高いものとなっています。
そこで各エステ業界では、産婦人科医など専門家からの意見を聞きつつも妊娠中でも可能なエステをどんどん開発していっています。
また妊娠中というのはそれまで女性が経験したこともないようなホルモンバランスが生じてくるため、何かと不自由を感じやすくなっています。
そんなときにエステを通じて精神面の安定を図るとともに、適切な健康管理ができるようなお手伝いもできます。

むくみやネイルについて

妊娠中のエステをするときに非常に悩ましい問題になるのが体全体をおそう「むくみ」です。
妊娠をするとお腹に大きな荷物を抱えるようになるので、常に腰や下半身に負担がかかった状態になります。
これが運動不足の原因にもつながり、体全体が非常にむくみやすくなってしまうのです。
また、妊娠中はホルモンバランスの影響により肌に肝斑が浮き出てくるなど肌質に変化が起きてしまいます。
これらの症状がひどい場合には、どのようなエステをしたとしても治すことはできません。

ですがそれらの症状は安定期に入るころには落ち着いてきます。
そのためブライダルエステを受けるならあまり焦って速い時期から行うのではなく、
少なくとも11週が経過したあとからにしましょう。
それ以前のエステは万が一のときの危険を考えて、エステ側も断ることが多いようです。

反対に36週を超えるような妊娠後期の場合には、ネイルデコレーションなどもし早産となった場合に医療行為の邪魔になるものは控えておいた方がよいようです。
体重のコントロールについては、痩せすぎ・太り過ぎともに健康によくない影響を与えます。
食事内容に気をつけつつも、適正な体重範囲を医師への相談のもと維持していけるようにしましょう。