披露宴中のBGMの選定

音楽は結婚式に必要不可欠

披露宴では、その式次第に従いBGMが会場内に流れることがよくあります。
というか、無音のままの式というのは味気なく音楽による場の盛り上げは必要不可欠なものであるといえるでしょう。

ほとんどの挙式経験者は、ブライダルプランナーさんたちとの打ち合わせのときに自分たちの好きな歌をピックアップしていつどんなタイミングで曲を流してもらうかということを詰めていったことがあるのではないかと思います。

最近は挙式中の様子をビデオにしておさめたり、別撮りしたイメージビデオを式中に流したりといったこともよく行われているので、そこにも何か自分たちの好きな曲をおさめておきたいと思いますよね。

著作権はどうなっている?

ところで挙式に使用する曲についてですが、著作権上どのような取り扱いになるのでしょうか。
まず披露宴の最中に流す曲については、式場がそこで使用するものとして音楽権利団体であるJASRACに一括して使用料を支払うというしくみになっています。

よほど特殊な曲であるときを除き、日本国内でメディアや電波を通じて聴くことができる音楽のほぼ全てはJASRACによって管理をされているので、挙式料金とは別に音楽使用料を請求されるということはありません。

同様に、きちんとしたDVD制作会社さんなどを通して作成をする場合にも、そうした権利団体に対しての許諾料は支払うものとなっているので、過度に心配をする必要はなさそうです。

ただし個人的に撮影や編集をし、自宅などで音楽を入れたものを参加者に大量に配るという場合には、もしかしたらグレーゾーンとして訴えられる可能性があります。

もっとも個人的な使用の場合には著作権は発生しないとされているので少人数なら大丈夫でしょうが、数百人規模の大量な配付となると気をつけておいた方がよいでしょう。

人気な曲は?

さて音楽そのものの選定方法ですが、はやり最も人気が高いのは昔ながら「結婚行進曲(メンデルスゾーン)」のようです。

ちょっとベタすぎると思ってわざと別の曲を選ぶカップルも多くなっていますが、今流行の曲を使用してしまった場合、数十年して見返すときに懐かしくも恥ずかしい気分になってしまう可能性があります。

そのため、わざとリアルタイムで流行している曲よりは往年の名曲、もしくはインストゥルメンタルを選ぶようにするという傾向がよくみられています。

どのような曲を選ぶかということも、ゲストたちにとっての一つの楽しみになっていますので、思い切り凝ってみたいですね。