引き出物

引き出物選び

結婚式の準備でなかなか苦労をするのが引き出物選びです。
通常の挙式の場合で20~40人位、大きな式になると100人近くの人数が一同に集まるのが披露宴ですが、その参加者全てに対してご祝儀のお返しとしてお渡しするのが引き出物です。

ですが、引き出物をどのような品物でいくらくらいで設定するかということについては、その地域ごとに慣習・慣例のようなものがあります。
夫婦二人とも地元出身で、招待をする人もほとんどが地元の知り合いということならばそれほど悩まなくてもよいかもしれませんが、遠距離恋愛などもよくある現代においてはどのように折り合いをつけていくかということはよく話し合いをしていく必要があります。

まず平均的な引き出物の内容についてみていくと、通常参加者一人ずつに渡す引き出物ギフトの品数はだいたい2~3品となっています。
正確には2.8品目が平均というふうにいわれているので、そこからまずいくつくらいにするかということを決めていきます。

どんなものをチョイスする?

中身としては、引き出物として何か形に残るものが一品と、引菓子と言われるちょっとしたお菓子をつけるというパターンがよくあります。
3品をつけたいという人の場合、上記の二つに加えてかつお節などの縁起物のアイテムを加えるというパターンが多いようです。
引き出物として選ばれる品物ですが、まず最もよくあるのがお皿のセットなどといった陶器類です。

食器皿が一番多く選ばれますが、中にはグラスセットや和食器といったものも人気のある定番アイテムです。
他にもタオルやカップセット、キッチン用の調理用器具などといったものもよく出ています。

今最も人気があるのがやはり「カタログギフト」です。
カタログギフトにもランクがあり、式にかける費用やゲストとの関係によって金額を変更させることもできます。

引菓子としては有名お菓子メーカーの菓子折り詰め合わせや、全国の有名店のラーメンセット、その他バームクーヘンやマカロンといったおしゃれなお菓子を選んでつめたものもよくあります。

引き菓子といってもお菓子に限定する必要はありませんので、お酒やスープセットなども選ぶと喜ばれるでしょう。
金額についてですが、もっとも引き出物にお金をかけがちなのが、北陸地方の県です。
反対に引き出物を大変安くおさえる文化となっているのは北海道です。
北陸三県(富山・石川・福井)と北海道で平均的な引き出物金額は10倍近くも差があるほどとなっています。